2015年10月22日

「鳥居元忠公」が半年ぶりに戻ってまいりました。

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当寺所蔵「鳥居元忠公」肖像画が戻ってまいりました。

本年3月28日に
東京都江戸東京博物館にて始まり
京都府京都文化博物館
福岡市博物館 と巡回し 10月4日まで開催されていた
「徳川家康没後400年記念 大 関ヶ原展」に貸出し致しておりました。
多くの方に関心をもって頂き
東京都江戸東京博物館では開催二日目で来場者数が1万人をこえたと、
話題になったぐらいです。

「鳥居元忠公」は徳川家康の重臣で
関ヶ原の戦いの前哨戦である「伏見城の戦い」で
重要な役割を果たし討ち死にした武将です。
元忠公の活躍の結果、家康は関ヶ原の戦いを有利すすめられ
ついには徳川幕府開幕にいたります。

そのため家康は元忠公を「忠臣の鏡」とし
江戸城に元忠公の遺物を江戸城に納めて
大名たちに元忠の忠義の心を偲ばせました。

当寺は江戸時代の中頃にその元忠公の子孫の大名「鳥居家」の帰依を受け
それ以来菩提寺として鳥居家累代の御霊をお護りしております。
その関係で多くの鳥居家関連資料を所蔵しておりますが、
「鳥居元忠公」をこれほど多くの方々に御高覧頂いたのは
初めてのことです。
(昭和以前はごく一部の方しか眼に出来ないものでした。
 また保安保全のため、当寺でも通常一般公開は致しておりません。)

鳥居家はその後
当寺の所在する壬生において
近隣の諸藩に先んじて藩校を置き
蘭学を取り入れて先進的な文化を優遇し
その結果
壬生藩では江戸末期、全国的に見ても早い時期に
人体解剖や天然痘の予防接種が行われ
当地は特異で希な文化圏となっていきます。

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さて、
また別の視点からみれば
「表具 表装」のありようがまた大変に凝っていて趣あるのが
この元忠公肖像画の面白いところです。
金具 裂地 いろいろ特徴がありますが
特に天地の部分の裂地「佛手柑」が興味深いです。
仏手柑自体が面白い果物!
合掌する両手に見立てて「仏の手」と美称されるこの果実は
寺院にも縁が深いのです。

「佛手柑」の裂地の写真はこの肖像画の天地の拡大写真
(肖像画のお姿の上〜〜の方なのでお姿の写真には写っていません。)
果物の「佛手柑」はWikipediaからお借りしました。
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posted by 秋棠 at 12:13| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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