毎年八月十八日の大施食会(施餓鬼会)は、皆様の御先祖様方、そして普段はなかなか顧みられる事のない無縁のほとけさま方を合わせて御供養する、盂蘭盆会に因んだ年に一度の大切な大法要です。近隣のおご住職様方にお手伝いをお願いし、また尊い布教師様のありがたい御法話をいただきます。
施食会はお釈迦様の時代から連綿と続く盂蘭盆会に因んだ、大切な御供養で御座居ます。お釈迦様のお弟子である目蓮尊者が、自分を苦労して育ててくれた母親の御霊に御供養する方法をお釈迦様からお教え頂いたのが、その行持の初めと伝っています。
堂司啓白
-----
『大施食会』盂蘭盆供養 初盆供養
平成二十八年 八月十八日 木曜日
午後一時より 法話
壬生町 豊栖院 飯塚大展 老師
午後二時より 施食会法要
----------------
今年も例年通り
お盆おわってすぐ
恒規「施食会供養」が御座います。
衣食住は人の生活の基本。
とくに
生きとし生けるものには食が必然です
ですから
「施食会」の意味の大切なところの一つは
自分たちも
自分たちの御先祖様も
そして今はかえりみる子孫のおられない無縁の諸精霊も
等しく
お食事を頂き
お食事をお供えして
皆が飢える事の無いようにと願うことなのです。
人が寄り添い共生していることそのものを
儀式化して
そのような平和な生き方を
徳のある行いとして
「法要」としているとも言えるでしょう。
---
ちょっと抽象的な話となりましたが
常楽寺の恒例の伝統行事施食会
毎年たくさんの和尚様がたにお集まり頂き
おごそかにいとなまれます。