2016年11月29日

「除夜の鐘 ・新春祈祷会」のお知らせ

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『除夜の鐘
  引き続き
   新春祈祷会』
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◎12月31日 土曜日 午後11時30分 撞きはじめ
 一年の締めくくり、そして新たな年を厳かに迎える、常楽寺の祈祷會のお知らせです。
    ++常楽寺facebookページ++
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 お参りの方皆さんに、煩悩を払う除夜の大梵鐘、一声づつお撞き頂きます。お誘い合わせのうえ是非ご家族の皆さまでご参拝下さい。
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 本年も縁起物『三日月甘酒』をお配りいたします。是非ご賞味頂きますとともに、新年の吉祥をご祈願ください。
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 一年間お世話になった、「おまもり」や「お札」のお焚きあげ供養を、合わせて厳修いたします。どなたでもお持ち下さい。
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 午前0時からは『大般若・新春祈祷会(きとうえ)』
どなたでもご参列頂けます。
 新たな年を迎えられたことに感謝し、「仏法興隆・寺門興隆」を祈願するとともに、お檀家の皆さま、ご参拝の皆さまの「諸縁吉祥・無病息災」を祈念いたします。


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お寒い季節ですので、どうぞ暖かい服装でご参拝ください。皆さまのお参りお待ちしております。


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〈お知らせ〉
梵鐘は108声を越えましても、お並びの方が続く限り、お撞き頂いております。ご安心下さい。しかしながら、お並びの方が一段落致しましたら「撞き了り」ます。梵鐘の音が聴こえているうちにお参り下さい。例年の「撞き了り」はおよそ午前一時半くらいです。

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posted by 秋棠 at 08:10| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月31日

8月18日は施食会です。

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 毎年八月十八日の大施食会(施餓鬼会)は、皆様の御先祖様方、そして普段はなかなか顧みられる事のない無縁のほとけさま方を合わせて御供養する、盂蘭盆会に因んだ年に一度の大切な大法要です。近隣のおご住職様方にお手伝いをお願いし、また尊い布教師様のありがたい御法話をいただきます。
 施食会はお釈迦様の時代から連綿と続く盂蘭盆会に因んだ、大切な御供養で御座居ます。お釈迦様のお弟子である目蓮尊者が、自分を苦労して育ててくれた母親の御霊に御供養する方法をお釈迦様からお教え頂いたのが、その行持の初めと伝っています。
    堂司啓白
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『大施食会』盂蘭盆供養 初盆供養
平成二十八年 八月十八日 木曜日
  午後一時より  法話
   壬生町 豊栖院 飯塚大展 老師
  午後二時より  施食会法要
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今年も例年通り
お盆おわってすぐ
恒規「施食会供養」が御座います。
衣食住は人の生活の基本。
とくに
生きとし生けるものには食が必然です
ですから
「施食会」の意味の大切なところの一つは
自分たちも
自分たちの御先祖様も
そして今はかえりみる子孫のおられない無縁の諸精霊も
等しく
お食事を頂き
お食事をお供えして
皆が飢える事の無いようにと願うことなのです。
人が寄り添い共生していることそのものを
儀式化して
そのような平和な生き方を
徳のある行いとして
「法要」としているとも言えるでしょう。
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ちょっと抽象的な話となりましたが
常楽寺の恒例の伝統行事施食会
毎年たくさんの和尚様がたにお集まり頂き
おごそかにいとなまれます。
posted by 秋棠 at 09:31| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月17日

今日から春彼岸会です。

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 今日から春彼岸会
お彼岸の「入り」です。
今日も早朝よりお墓参りの方がおみえです。
お彼岸の入りやお中日には多くの方がお参りに来られます。
そこで偶然顔を合せた方々が
「お久しぶりですね」と旧交をあたためる姿も良くお見受け致します。
やはりお彼岸もまた、御供養だけにとどまらず奥ゆかしい行事です。

春分の日と秋分の日をお中日として、その前後3日づつ
合わせて7日間がお彼岸会となり、
春と秋にございます。

 この世、此の世界を「此岸」といい、
それに対して「彼の岸」と申しますと、
通常は御先祖様のいらっしゃる「あの世」また「極楽」を考えてしまいますし、それも間違いでは御座いません。
しかし「彼岸」にはもっと色々な意味があって
それは、海の向うにある「お釈迦様のお住いだったインドの地」また、
お釈迦様の理想とした教えが実現した(平等で平和な)世界などの意味もふくまれます。

 『西方浄土」という言葉が御座いますが、それはいにしえの方々が、お釈迦様のお住いだった遠い天竺(インド)と、仏法の理想の世界、そして「あの世」を一つに考えて、おおまかなインドの方角を指して、素晴らしい世界が西にあると考え出来てきた言葉です。「西方」「西国」「西天」、色々な言い方がありますけれど、それぞれに同じような意味を含みます。「西の方角」そのものに思い入れが生まれていたのでしょう。

 (諸説は御座いますが、)お彼岸がなぜ「春分の日 秋分の日」に因んでいるかは、その「西方」と関係があるのです。
 いにしえの方々は、昼と夜が同じ長さとなり、真西に太陽の沈むその期間、日没向かって手を合わせ、「西方」を想い、仏縁を感じ、またお墓参りなどの御供養も致すようになったのだそうです。

 このような「西」。
今考えれば、中国から見ての「西域」やシルクロードの向うにある「欧州」までも、なんとなく混同されていたように思えます。「西遊記」しかり、今の時代でも遙か向うの世界を想像し困難な旅に思いを馳せれば、なんとなくワクワクして来るものですね。
 また、「三途の河」は、中国での仏教思想と民間伝承が合わさって生まれたものですが、しかし、この世とあの世を隔てる「河」また「海」の存在は、様々な国や地域の神話に現れる普遍的な概念です。
 日本は島国ですので、現実の世界の諸外国も凡て大海を隔ててありますから、遠い未知の世界である「彼岸」に対する畏れも憧れも、現実と想像、綯い交ぜで在ったのでしょう。

 由来はそのような事で御座いますけれど、ややこしい事は抜きにしても、春と秋の移り変わりの季節に、お墓に詣で、御先祖様に御挨拶致し、そ墓所で近隣の方々や以前から親交のある方々と顔を合せる。そして今自分たちが「此岸」に生かされていることに感謝する。
「彼岸会」は今も昔もかわらぬ大切な行事だと思います。

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 ところで、写真は当寺山門前の「普賢象様」
常楽寺の御本尊様の釈迦様の左に脇侍としておわす
「普賢菩薩様」の乗っている象さんです。
普賢菩薩様はお釈迦様の「慈悲心」優しさを表す仏様で
象は「大きくて力持ちだけれど穏やかで優しい」という意味で
「慈悲心の象徴」となっております。
「人が人に優しい世の中でありますように」と願って
山門正面に鎮座頂いております。

 象さんの頭と背中のお飾りは
「この象さんに合う、普賢象様らしいお飾りはないかなあ」と
私が色々さがしていた時に
お檀家の方が手作りして下さったものなのです。
お彼岸や、お盆の時、また大きな行事のあるとき
大切にお飾りさせて頂いております。

      住職敬白

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posted by 秋棠 at 08:00| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月22日

「鳥居元忠公」が半年ぶりに戻ってまいりました。

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当寺所蔵「鳥居元忠公」肖像画が戻ってまいりました。

本年3月28日に
東京都江戸東京博物館にて始まり
京都府京都文化博物館
福岡市博物館 と巡回し 10月4日まで開催されていた
「徳川家康没後400年記念 大 関ヶ原展」に貸出し致しておりました。
多くの方に関心をもって頂き
東京都江戸東京博物館では開催二日目で来場者数が1万人をこえたと、
話題になったぐらいです。

「鳥居元忠公」は徳川家康の重臣で
関ヶ原の戦いの前哨戦である「伏見城の戦い」で
重要な役割を果たし討ち死にした武将です。
元忠公の活躍の結果、家康は関ヶ原の戦いを有利すすめられ
ついには徳川幕府開幕にいたります。

そのため家康は元忠公を「忠臣の鏡」とし
江戸城に元忠公の遺物を江戸城に納めて
大名たちに元忠の忠義の心を偲ばせました。

当寺は江戸時代の中頃にその元忠公の子孫の大名「鳥居家」の帰依を受け
それ以来菩提寺として鳥居家累代の御霊をお護りしております。
その関係で多くの鳥居家関連資料を所蔵しておりますが、
「鳥居元忠公」をこれほど多くの方々に御高覧頂いたのは
初めてのことです。
(昭和以前はごく一部の方しか眼に出来ないものでした。
 また保安保全のため、当寺でも通常一般公開は致しておりません。)

鳥居家はその後
当寺の所在する壬生において
近隣の諸藩に先んじて藩校を置き
蘭学を取り入れて先進的な文化を優遇し
その結果
壬生藩では江戸末期、全国的に見ても早い時期に
人体解剖や天然痘の予防接種が行われ
当地は特異で希な文化圏となっていきます。

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さて、
また別の視点からみれば
「表具 表装」のありようがまた大変に凝っていて趣あるのが
この元忠公肖像画の面白いところです。
金具 裂地 いろいろ特徴がありますが
特に天地の部分の裂地「佛手柑」が興味深いです。
仏手柑自体が面白い果物!
合掌する両手に見立てて「仏の手」と美称されるこの果実は
寺院にも縁が深いのです。

「佛手柑」の裂地の写真はこの肖像画の天地の拡大写真
(肖像画のお姿の上〜〜の方なのでお姿の写真には写っていません。)
果物の「佛手柑」はWikipediaからお借りしました。
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posted by 秋棠 at 12:13| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月30日

今年の常楽寺jazzの夕べは11月9日土曜日です。

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今年の「jazzの夕べ」(無料です)は
11月9日土曜日 午後7:00開演
            の予定です。

ありがたい事に既に何件かお問い合わせ頂きましたので、
取り急ぎ御案内させて頂きます。。
詳細はまた後日御案内致します。。

また今年も皆さんと楽しい一時を過せればと存じます。。
宜しくお願いいたします。
            住職敬白
posted by 秋棠 at 12:27| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

彼岸花見頃です

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曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
お彼岸の時にはまったく綻びず
今夏の猛暑と乾燥で
球根がすっかり枯れてしまったのかと心配しておりましたところ
お彼岸過ぎて一気に花開きました

日向は満開ですが
これからの蕾も沢山芽を出しております。
ここしばらく
見頃です。
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posted by 秋棠 at 12:34| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本堂浜縁改修工事着工致しました。

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秋彼岸も過ぎて
やっと過しやすい気候となってまいりました
そして
お盆からの恒例行事も滞りなく円成し
愈々改修工事着工致しました。

引き続き
庫裡客殿の回廊廊下改修
その他
伽藍整備及び境内整備の
工事を行います。

来年の春彼岸位までに伽藍の面目を一新出来る事と思います。
ひとえに皆様のお檀家の皆様の御尽力の賜で御座います。
ありがとう御座います。

堂司敬白
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posted by 秋棠 at 04:00| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月24日

皐月のかきね

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posted by 秋棠 at 05:48| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

向陽山は筍の季節です

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早朝のひと仕事
竹の子ご飯は美味しいですね。

金銘竹の筍です
孟宗竹と真竹の中間ぐらいの太さです。
posted by 秋棠 at 10:11| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

わたあめ機を...

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今年度は四月十二日の日曜日に厳修の
「三日月尊天大祭」の祈祷会のおりに
御参列の皆様にお配り出来るようにと
「わたあめ機」を購入いたしました。

試しに使用してみました
最初はちょっと難しかったですけど
成れると縁日に相応しい優雅な見た目と味覚。

お施食会の時の「かき氷」と同様
皆様にお愉しみ頂ければ幸いです。
posted by 秋棠 at 11:36| 日々是好日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする